ean9ceu@NDF.peq9uwg’s diary

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今週の読書(2022年9月30日〜10月4日)

いろいろなことがあったような気がする金曜日が終わり、週末が過ぎたと思ったらもう10月になっているとは。夕方が美しい。/與謝野文子先生の『美と略奪』を読む(記憶違いでなければいちど授業を受けたことがあるはずだが、それはともかくとしても、せんせい、と呼びたくなってしまう。記憶違いだとしても構わないくらいに)。いずれのエッセイも書き出しが魅力的で、思わぬ広いところに誘われる。「充填」あるいは「埃」について私たちはこんなふうに考えたことなどあるだろうか。/『行人』を読み終える。一郎……、どうしてあんなにもいい友人を引っ叩いたりしてしまうのか。『草枕』が見当たらず、とりあえず『虞美人草』を読むことにする。ところで柄谷行人らの『必読書150』の巻末リストにある蓮實重彦反=日本語論』の概説はこれであっているのだろうか、という点でもやっぱり『夏目漱石論』を読まなければならないのか。/さまざまな本を読みかけたまま、もどるきっかけを失っている。國分功一郎近代政治哲学』を読み進めながら、次に読む本を探る。論点を思い切り絞っているためか、とても明解ですばらしい読書案内になっている。岩波文庫の『国家』2冊を別の理由でとりあえず入手したが、これを読むのもいいかもしれない。/河野聡子時計一族』再読。(2022年10月4日)