読書感想文
『こゝろ』を読んだ。 高校一年生の頃だったか、半年くらいかけて少しずつ読むという授業があり、「私」とKの下宿の間取りを書いたり、「坑夫」に脱線したりしたぼんやりとした記憶がある。いや「坑夫」は小森陽一先生の授業だったか。 いまでも高校生くらい…
トラウマなどの研究をしている医療人類学者、といったらいいのだろうか、宮地尚子さんの本が文庫になっているのを書店でみつけた。ちょうどいい、元の書籍をまだ読んでいなかった。そう思って手に入れて、さっそく読み始める。 数本のエッセイが増補されて、…