ean9ceu@NDF.peq9uwg’s diary

。どな本だん読近最 https://twitter.com/ean9ceu

2022-01-01から1年間の記事一覧

今週の読書(2022年12月19日〜28日)

少々調子を崩していたがようやく回復基調、と思ったらもう年末。/ぜんぜん読書進まず。木村敏・檜垣立哉『生命と現実 木村敏との対話』を読んだのがせいぜい。ドゥルーズへの準備運動。/行きがかりで手に入れた『ファウスト 2』を読みすすめる。ゲーテを読…

今週の読書(2022年12月15日〜18日)

すっかり年末の雰囲気が漂ってきて、落ち着かない。/なにか精緻なもの、密度の高いもの、難しいものが読みたく、ゼーバルトの『目眩まし』を読む。織り込まれているものの大半は何も気がついていないのだろうが、なにか良くできた、何度でも辿る甲斐のある…

今週の読書(2022年11月9日〜12月14日)

いろいろなことがあってしばらく投稿が滞る……。せめて世にも珍しい出来事に遭遇したのなら良かったのだけれど、そんなことはない。/断続的に読み進めてきた『ドン・キホーテ』(岩波文庫)を読み終える。1冊だけ永田訳。僕の生涯で必ず読みたい本のリスト…

今週の読書(2022年11月1日〜8日)

所帯が大きくなるとひとの出入りも自然と多くなる。どんなかたちにせよ、幾分かのストレスが伴うもので、やや疲れている……。/入稿するものが近いせいか、どうもまとまって本が読めないような気がしたまま時間が過ぎてゆく。このところ持ち歩いたものといえ…

今週の読書(2022年10月22日〜31日)

だいぶ間が空いてしまった。このかん、少々記憶があいまいだが詩人に会ったり、メディアアーティストに会ったり、翻訳家と会ったりしていた。/そうするあいだにもゲラの山との格闘は続いていたわけで、本をつくるのに一生懸命になればなるほど本が読めない…

今週の読書(2022年10月16日〜21日)

もはや何をやっていたかあまり思い出せないが、週末も平日も仕事していたような気がする。平日に仕事をするのはわりと普通か。/つづいてちくま新書の林恭子『ひきこもりの真実』に目を通す。調査データ的なものはさほどの意外性はないように感じるが、書き…

今週の読書(2022年10月9日〜15日)

秋らしいいい天気だったような気もするし、雨がちではっきりしない天気だったような気もする。年末が近づいているのが気忙しいが、年末だと思っていると年度末で、そうかと思っているともうGW……、というの毎年繰り返している。/ハンス・ウルリッヒ・オブリ…

今週の読書(2022年10月5日〜8日)

急に寒くなったり雨が降ったり、落ち着かない天気。先週に続いて、つい先日まで慌ただしくしていた成果がかたちになり、ひと安心する。/『虞美人草』の『明暗』などとの文体の違いに微笑ましい気分になる。年代順に読んだらおもしろかろう。/もろもろの中…

今週の読書(2022年9月30日〜10月4日)

いろいろなことがあったような気がする金曜日が終わり、週末が過ぎたと思ったらもう10月になっているとは。夕方が美しい。/與謝野文子先生の『美と略奪』を読む(記憶違いでなければいちど授業を受けたことがあるはずだが、それはともかくとしても、せんせ…

今週の読書(2022年9月25日〜29日)

さきの23日から25日の三連休はほぼ、あるタイトな進行の仕事にかかりきりだった。ほかの案件にもちろん影響が出ているがそんなことを言っている場合でないのでしかたない。気を取られているあいだに読書も進まない。/25日24時をいくらかまわるころにとりあ…

夏目漱石『こゝろ』(新書判漱石全集12巻、岩波書店、1978年)

『こゝろ』を読んだ。 高校一年生の頃だったか、半年くらいかけて少しずつ読むという授業があり、「私」とKの下宿の間取りを書いたり、「坑夫」に脱線したりしたぼんやりとした記憶がある。いや「坑夫」は小森陽一先生の授業だったか。 いまでも高校生くらい…

今週の読書(2022年9月20日〜24日)

関東でも台風接近の影響を感じた週末、結果的にほとんど傘を差さず書店に出掛けもしたし散歩したりもした。ずるずると仕事をするばかりで読書は進まず、平日になるとなおページの進展は遅くなる。『こゝろ』を読み終えて『行人』に。/作業すべきことが多く…

今週の読書(2022年9月16日〜19日)

お盆が明けてからもう年末が始まったと感じてはや一ヶ月。実際気忙しく、また気持ちだけでなく慌ただしくなってきたのが否定できなくなってきた。いやはや。ある方にこれはすごいと薦められたイリナ・グリゴレ『優しい地獄』を読む時間がすっかり取れない。…

宮地尚子『傷を愛せるか 増補新版』(ちくま文庫、2022年)

トラウマなどの研究をしている医療人類学者、といったらいいのだろうか、宮地尚子さんの本が文庫になっているのを書店でみつけた。ちょうどいい、元の書籍をまだ読んでいなかった。そう思って手に入れて、さっそく読み始める。 数本のエッセイが増補されて、…