ean9ceu@NDF.peq9uwg’s diary

。どな本だん読近最 https://twitter.com/ean9ceu

2023-01-01から1年間の記事一覧

今週の読書(2023年12月11日〜12月29日)

この一週間ばかりいわゆる年末進行といえばいいのか、だいぶ睡眠時間を削る。/疲れた。/荒木飛呂彦『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』(集英社新書、2011年)、サスペンス映画編から先に読んだが、こちらが最初の本。折り目正しい名作紹介でありながら、…

今週の読書(12月4日〜10日)

週末も深夜というか早朝まで稼働したのち、そのまま新しい週へ。/『荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟』(集英社新書、2013年)、とても面白い。こういう具体的な楽しみ方をわかりやすく語るものが最近、本をめぐっては少ないのではなかろうかと考える。書評が…

今週の読書(11月29日〜12月3日)

熱はおさまってきたものの嫌な感じの頭痛がつづく……。/ともあれ、宮内悠介『ラウリ・クースクを探して』(朝日新聞出版、2023年)読了。それから蓮實重彦『表象の奈落』(2018年新装版)も。サブタイトルに「フィクションと思考の動体視力」とあり、あとが…

今週の読書(11月20日〜28日)

年末に向けていろいろな計画を諦めつつある……。/下巻の途中で中断している梅原猛の聖徳太子論を再開。ついでにアウグスティヌスも再開。(11/20)/いつも同じことを書いているけれど、1週間の早いこと……。伊藤比呂美『またたび』(中公文庫)入手、こんな…

今週の読書(11月13日〜19日)

週末は休まず。少々風邪気味だったけれど、かぜ薬とうなぎでやり過ごす。/うなぎを待つ寒風のなか(開店前から人の途切れないお店だった)、菊地成孔の『戒厳令下の新宿 菊地成孔のコロナ日記2020.6-2023.1』のつづき。並行して、尾身茂『1100日間の葛藤 新…

今週の読書(7月8日〜11月12日)

あっというまに1週間すぎていった。この間、3冊の本の誕生に目処をつけた……。/と書いたのがもう4ヶ月も前なのか……。気持ちを改めることにした。文学フリマでブースを眺めて、このブログを思い出しました。/『マッカラーズ短篇集』(ハーン小路恭子/西…

今週の読書(7月1日〜7日)

週末や移動時間を前に、さて何を読もうと本棚に向かうのが楽しい。資本論とかドゥルーズなどを一度は手に取るけれど、ただの週末。そう思って棚に戻して、文庫本の短篇集をカバンに入れる。/いつのまにか火曜日になっている……。引き続き先崎彰容さんの『維…

今週の読書(2023年6月25日〜30日)

週末、打合せのあと、久しぶりに上野の東京国立博物館へ。企画展を見る体力がなかったので常設展をまわることにし、白い象の背に乗った普賢菩薩像などを眺める。少し風もあり、晴れたすばらしい午後。/四方幸子『エコゾフィック・アート』(フィルムアート…

今週の読書(2023年4月30日〜6月24日)

いつのまにかだいぶ時間が……。/あまり本を読めず、かといって映画も観れず。/出張のあいだに梅森直之校注の岩波文庫、幸徳秋水『兆民先生』を読む。弟子たる秋水にはっきりと実業の才はまるでない、と書かれてしまいながらも、ただ理想に生きた人生だった…

今週の読書(2023年4月16日〜29日)

気がつけばもう2週間も過ぎているなんて……。/村上春樹の新刊を読み終わり、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の再読をはじめる。どちらも面白い。/里見龍樹『不穏な熱帯』。いわゆる人類学の転回というのがどういうことなのか、フィール…

今週の読書(2023年4月8日〜15日)

詩集を編集する楽しみは、読者に届いたときからは想像もできない可能性にひらかれた姿を垣間見ることができることだ。/必要あってさる詩人の詩集を3冊ばかり読む。平易なことば、つまり日常的に口にしたり眼にしたり耳にしたりすることの多いことば、意味…

今週の読書(2022年12月29日〜2023年4月7日)

あれこれとしているうちにだいぶ間が空いてしまった。振り返っても仕方ないので今週の読書から。/グレゴリー・ケズナジャット『開墾地』を図書館の新着コーナーで見つけ、なんとなく手に取る。風景や土地の淡い描写となにかが起こりそうな予感の濃淡の感じ…