ean9ceu@NDF.peq9uwg’s diary

。どな本だん読近最 https://twitter.com/ean9ceu

今週の読書

今週の読書(2024年4月1日〜4月7日)

気がつけばなんだかだいぶ暖かで、こうしてこの3ヶ月あまり、ぐちゃぐちゃにしてしまったスケジュールを立て直している途中の私は花見などできるのだろうか。 少しずつ読み進めている鶴見俊輔『期待と回想』(ちくま文庫、2022年)がおもしろい。/「伝記と…

今週の読書(3月25日〜3月31日)

……、このしばらくのあいだ、さまざまなことがあった。もういちど、かくことをつづけてみる…… 再び沖縄に出張することになったので、片道半日以上の移動のあいだに読む本を数日前から考える。飛行機、バス、フェリーの計8時間弱。前回読んでいたのはジョン・…

今週の読書(1月6日〜1月21日)

引き続きゲラの作業。『西澤文隆の仕事(一)透ける』(鹿島出版会、1988年)。(1/6)/週末、少々調子が悪くなる……。『オデュッセウス』の下巻など読みながら作業。(1/8)/仕事がはじまるとどうしてこうも本が読めないのか。(1/9)/いろいろとダメな感…

今週の読書(2023年12月30日〜2024年1月5日)

動けなくなった。こんな風にダウンするのは久しくなかったと思う。U-NextのちSpotify。(12/30)/『オデュッセイア』(松平千秋訳、岩波文庫)。長らくオデュッセウスの物語だと思っていたが、これはむしろ女神アテナの八面六臂の活躍というかフィクサーぶ…

今週の読書(2023年12月11日〜12月29日)

この一週間ばかりいわゆる年末進行といえばいいのか、だいぶ睡眠時間を削る。/疲れた。/荒木飛呂彦『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』(集英社新書、2011年)、サスペンス映画編から先に読んだが、こちらが最初の本。折り目正しい名作紹介でありながら、…

今週の読書(12月4日〜10日)

週末も深夜というか早朝まで稼働したのち、そのまま新しい週へ。/『荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟』(集英社新書、2013年)、とても面白い。こういう具体的な楽しみ方をわかりやすく語るものが最近、本をめぐっては少ないのではなかろうかと考える。書評が…

今週の読書(11月29日〜12月3日)

熱はおさまってきたものの嫌な感じの頭痛がつづく……。/ともあれ、宮内悠介『ラウリ・クースクを探して』(朝日新聞出版、2023年)読了。それから蓮實重彦『表象の奈落』(2018年新装版)も。サブタイトルに「フィクションと思考の動体視力」とあり、あとが…

今週の読書(11月20日〜28日)

年末に向けていろいろな計画を諦めつつある……。/下巻の途中で中断している梅原猛の聖徳太子論を再開。ついでにアウグスティヌスも再開。(11/20)/いつも同じことを書いているけれど、1週間の早いこと……。伊藤比呂美『またたび』(中公文庫)入手、こんな…

今週の読書(11月13日〜19日)

週末は休まず。少々風邪気味だったけれど、かぜ薬とうなぎでやり過ごす。/うなぎを待つ寒風のなか(開店前から人の途切れないお店だった)、菊地成孔の『戒厳令下の新宿 菊地成孔のコロナ日記2020.6-2023.1』のつづき。並行して、尾身茂『1100日間の葛藤 新…

今週の読書(7月8日〜11月12日)

あっというまに1週間すぎていった。この間、3冊の本の誕生に目処をつけた……。/と書いたのがもう4ヶ月も前なのか……。気持ちを改めることにした。文学フリマでブースを眺めて、このブログを思い出しました。/『マッカラーズ短篇集』(ハーン小路恭子/西…

今週の読書(7月1日〜7日)

週末や移動時間を前に、さて何を読もうと本棚に向かうのが楽しい。資本論とかドゥルーズなどを一度は手に取るけれど、ただの週末。そう思って棚に戻して、文庫本の短篇集をカバンに入れる。/いつのまにか火曜日になっている……。引き続き先崎彰容さんの『維…

今週の読書(2023年6月25日〜30日)

週末、打合せのあと、久しぶりに上野の東京国立博物館へ。企画展を見る体力がなかったので常設展をまわることにし、白い象の背に乗った普賢菩薩像などを眺める。少し風もあり、晴れたすばらしい午後。/四方幸子『エコゾフィック・アート』(フィルムアート…

今週の読書(2023年4月30日〜6月24日)

いつのまにかだいぶ時間が……。/あまり本を読めず、かといって映画も観れず。/出張のあいだに梅森直之校注の岩波文庫、幸徳秋水『兆民先生』を読む。弟子たる秋水にはっきりと実業の才はまるでない、と書かれてしまいながらも、ただ理想に生きた人生だった…

今週の読書(2023年4月16日〜29日)

気がつけばもう2週間も過ぎているなんて……。/村上春樹の新刊を読み終わり、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の再読をはじめる。どちらも面白い。/里見龍樹『不穏な熱帯』。いわゆる人類学の転回というのがどういうことなのか、フィール…

今週の読書(2023年4月8日〜15日)

詩集を編集する楽しみは、読者に届いたときからは想像もできない可能性にひらかれた姿を垣間見ることができることだ。/必要あってさる詩人の詩集を3冊ばかり読む。平易なことば、つまり日常的に口にしたり眼にしたり耳にしたりすることの多いことば、意味…

今週の読書(2022年12月29日〜2023年4月7日)

あれこれとしているうちにだいぶ間が空いてしまった。振り返っても仕方ないので今週の読書から。/グレゴリー・ケズナジャット『開墾地』を図書館の新着コーナーで見つけ、なんとなく手に取る。風景や土地の淡い描写となにかが起こりそうな予感の濃淡の感じ…

今週の読書(2022年12月19日〜28日)

少々調子を崩していたがようやく回復基調、と思ったらもう年末。/ぜんぜん読書進まず。木村敏・檜垣立哉『生命と現実 木村敏との対話』を読んだのがせいぜい。ドゥルーズへの準備運動。/行きがかりで手に入れた『ファウスト 2』を読みすすめる。ゲーテを読…

今週の読書(2022年12月15日〜18日)

すっかり年末の雰囲気が漂ってきて、落ち着かない。/なにか精緻なもの、密度の高いもの、難しいものが読みたく、ゼーバルトの『目眩まし』を読む。織り込まれているものの大半は何も気がついていないのだろうが、なにか良くできた、何度でも辿る甲斐のある…

今週の読書(2022年11月9日〜12月14日)

いろいろなことがあってしばらく投稿が滞る……。せめて世にも珍しい出来事に遭遇したのなら良かったのだけれど、そんなことはない。/断続的に読み進めてきた『ドン・キホーテ』(岩波文庫)を読み終える。1冊だけ永田訳。僕の生涯で必ず読みたい本のリスト…

今週の読書(2022年11月1日〜8日)

所帯が大きくなるとひとの出入りも自然と多くなる。どんなかたちにせよ、幾分かのストレスが伴うもので、やや疲れている……。/入稿するものが近いせいか、どうもまとまって本が読めないような気がしたまま時間が過ぎてゆく。このところ持ち歩いたものといえ…

今週の読書(2022年10月22日〜31日)

だいぶ間が空いてしまった。このかん、少々記憶があいまいだが詩人に会ったり、メディアアーティストに会ったり、翻訳家と会ったりしていた。/そうするあいだにもゲラの山との格闘は続いていたわけで、本をつくるのに一生懸命になればなるほど本が読めない…

今週の読書(2022年10月16日〜21日)

もはや何をやっていたかあまり思い出せないが、週末も平日も仕事していたような気がする。平日に仕事をするのはわりと普通か。/つづいてちくま新書の林恭子『ひきこもりの真実』に目を通す。調査データ的なものはさほどの意外性はないように感じるが、書き…

今週の読書(2022年10月9日〜15日)

秋らしいいい天気だったような気もするし、雨がちではっきりしない天気だったような気もする。年末が近づいているのが気忙しいが、年末だと思っていると年度末で、そうかと思っているともうGW……、というの毎年繰り返している。/ハンス・ウルリッヒ・オブリ…

今週の読書(2022年10月5日〜8日)

急に寒くなったり雨が降ったり、落ち着かない天気。先週に続いて、つい先日まで慌ただしくしていた成果がかたちになり、ひと安心する。/『虞美人草』の『明暗』などとの文体の違いに微笑ましい気分になる。年代順に読んだらおもしろかろう。/もろもろの中…

今週の読書(2022年9月30日〜10月4日)

いろいろなことがあったような気がする金曜日が終わり、週末が過ぎたと思ったらもう10月になっているとは。夕方が美しい。/與謝野文子先生の『美と略奪』を読む(記憶違いでなければいちど授業を受けたことがあるはずだが、それはともかくとしても、せんせ…

今週の読書(2022年9月25日〜29日)

さきの23日から25日の三連休はほぼ、あるタイトな進行の仕事にかかりきりだった。ほかの案件にもちろん影響が出ているがそんなことを言っている場合でないのでしかたない。気を取られているあいだに読書も進まない。/25日24時をいくらかまわるころにとりあ…

今週の読書(2022年9月20日〜24日)

関東でも台風接近の影響を感じた週末、結果的にほとんど傘を差さず書店に出掛けもしたし散歩したりもした。ずるずると仕事をするばかりで読書は進まず、平日になるとなおページの進展は遅くなる。『こゝろ』を読み終えて『行人』に。/作業すべきことが多く…

今週の読書(2022年9月16日〜19日)

お盆が明けてからもう年末が始まったと感じてはや一ヶ月。実際気忙しく、また気持ちだけでなく慌ただしくなってきたのが否定できなくなってきた。いやはや。ある方にこれはすごいと薦められたイリナ・グリゴレ『優しい地獄』を読む時間がすっかり取れない。…